新規参入した前田匡彦さん(左)と妻の晶子さん=10月中旬、那須塩原市

 生乳生産量本州一を誇る本県の酪農業界に5年ぶりの新規参入者が誕生した。那須塩原市東原、前田匡彦(まえだまさひこ)さん(38)、晶子(あきこ)さん(38)夫妻だ。今夏、同市内で乳牛の飼育を始め、経営を軌道に乗せるために日々奮闘している。夫妻は「地域に貢献できる農場に成長させたい」と意気込んでいる。

 「何とかここまできた」。10月中旬、ホルスタイン26頭を飼育する牛舎で、匡彦さんは笑顔を見せた。8月下旬に初出荷した生乳の量は50キロ程度だったが、今では1日平均500キロほどに増えてきた。