新規採用教諭を前に講話を行った高瀬さん=5日午前、県総合教育センター

 2017年3月の那須雪崩事故で亡くなった高瀬淳生(たかせあつき)さん=当時(16)=の母晶子(あきこ)さん(54)は5日、新規採用教諭約120人を対象に講話を宇都宮市内で行った。講話は初任者研修の一環。

 晶子さんは事故当日、駆け付けた病院で医師に「心臓マッサージをやめないで」と懇願したことを明かした。それでも淳生さんの血圧や心拍数の数値から、自発呼吸が難しいことを察した。今も突然吐き気を覚えるなど、心の傷は癒えないという。