作業が本格化している手書きのちょうちん作り=16日午前、那珂川町馬頭

 夏祭りやお盆に向けたちょうちん作りが、那珂川町馬頭の「よしみや工芸」で本格化している。

 同店は1881年創業の老舗。手書きで制作される高さ30センチ~100センチほどのちょうちんは、同町や大田原市など県北の祭りで飾られる。

 16日は4代目木村喜一(きむらきいち)さん(71)が和紙の貼られたちょうちんに模様の下書きを行い、妻の三重子(みえこ)さん(68)が専用の塗料を丁寧に塗っていった。ちょうちんは防水のために油を塗り2週間ほど乾燥させ、持ち手などを付け完成となる。

 喜一さんは「最近は模様や文字をシールで済ませる業者が多い。手書きの塗料を使うと光が透けて柔らかく、幻想的です」と話していた。作業は6月末まで続く。