幅広い視点での感染症対策を呼び掛ける稲野会長=4日午後、宇都宮市駒生町

 栃木県医師会は4日、宇都宮市内で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染の第3波に向けた準備やインフルエンザとの同時流行の抑止など、幅広い対策の必要性を訴えた。

◇「コロナ」感染拡大の経過

 稲野秀孝(いなのひでたか)会長は県内で発生した新型コロナ感染の第2波について、検査体制の拡充や感染者の病床稼働率に余裕があることなどから「うまく対応できている」と分析。一方で「第3波があると思って準備しなければならない」と指摘した。感染拡大に伴う社会での閉塞(へいそく)感の拡大を懸念し、「メンタルヘルスや暮らし全般にも目を向ける必要がある」とも述べた。

 インフルエンザワクチンを巡り、小沼一郎(こぬまいちろう)副会長が県内の接種費用の助成状況を説明した。一部の医療機関では、ワクチンが足りないという声もあるという。

 ただし、例年は流行終了時にワクチンが余っていると指摘。「これからでも遅くないので、ぜひ接種してほしい」と呼び掛けた。