古民家の縁側でくつろぐ「サシバの里の縁側めぐり」の参加者=2019年4月21日の第5回

 【市貝】町の里山の魅力と民家でのもてなしなどを楽しむツアー「サシバの里の縁側めぐり」(サシバの里協議会主催)が、新型コロナウイルスの影響で今年は開催できていない。定着した人気ツアーをしぼませたくないと14日、取り組みに参加する家々を事務局のメンバーが回り、動画を撮影して動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信する「おうちでサシバの里の縁側めぐり」を実施する。無料で誰でも参加した気分を味わえ、町の発信力強化にも期待されている。

 「縁側めぐり」は、参加する数軒の民家の中から利用者が自由に選んで訪問し、家主が工夫して提供するお茶請けや飲み物を味わえるリーズナブルで人気のツアー。2017年6月から計7回、開かれた。昨年は3回で計約1千人が参加するなど町らしいグリーンツーリズムとして定着してきたが、今年は新型コロナの影響で3回の予定が全て中止された。

 危機感を抱いた同協議会の企画メンバーが、オンラインでの代替企画を立案。14日の午前に1回と午後に2回、それぞれ約50分のツアーを行い、町の秋の風景や、里山の自然と暮らす人々の日常を車で回って紹介する。今回は道の駅サシバの里いちかいのほか5軒を訪ね、農産物やジャムなどの加工食品の商品の紹介も行う。視聴者からのリアルタイムのコメントにも対応して進行する。

 リポーターの1人でコメント役の遠藤孝一(えんどうこういち)さん(62)は「今までのファンには思い出してもらい、来たことのない人にはアピールして、来年の開催につながれば」と期待している。

 同協議会ユーチューブチャンネルで配信する。案内ページの同協議会ブログからも入れる。