「中世宇都宮氏」展開幕、栃木県内外から歴史ファン 県立博物館

 県立博物館の開館35周年を記念する特別企画展「中世宇都宮氏−頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族」(同館、下野新聞社など主催)が16日、開幕した。「宇都宮氏」としての本格展示は初めてで、初日から県内外の歴史ファンでにぎわった。

 出家して蓮生(れんしょう)と名乗った宇都宮氏5代頼綱(よりつな)と、弟の信生(しんしょう)(塩谷朝業(しおのやともなり))が、法然(ほうねん)の遺骸(いがい)を護衛している様子を描いた国宝「法然上人絵伝 嘉禄(かろく)の法難」など、全国に残る宇都宮氏ゆかりの国宝21点を含む240点余りを一堂に展示し、多彩な人脈を持った一族の興亡史をたどっている。宇都宮氏が保護したとされる親鸞(しんらん)筆の国宝「西方指南抄(さいほうしなんしょう)」や国宝「三帖和讃(さんじょうわさん)」なども県内で初めて公開されている。

 開会式には関係者約100人が出席。主催者を代表し福田富一(ふくだとみかず)知事が「400年以上に及んだ中世宇都宮氏を通して、本県の魅力ある歴史、文化を発信するきっかけにしたい」とアピールした。