宇都宮市長選の投票率の推移

 8日告示、15日投開票の宇都宮市長選に向け、市選挙管理委員会は投票率アップを図るための取り組みをしている。低投票率が懸念される中、若者を主なターゲットにインターネット広告を新たに活用し啓発するほか、新型コロナウイルスの影響を考慮し、投票所の混雑見込みや感染対策の周知にも力を入れる。

 過去の投票率で、1955年の90.58%が最高。2004年以降は50%を下回っており、4年前は41.53%だった。

 今回の選挙は、5選を目指す無所属現職の佐藤栄一(さとうえいいち)氏(59)=自民、公明推薦=と、無所属新人で弁護士の須藤博(すどうひろし)氏(77)=立憲民主、共産、社民推薦=が立候補を予定している。

 未来のまちづくりや次世代型路面電車(LRT)の在り方、多選の是非などが論点となるとみられるが、両陣営から「盛り上がりに欠ける」との声も漏れる。

 市選管はスマートフォンなどの位置情報を基に、インターネット広告を配信する「ジオターゲティング広告」を初めて取り入れた。特に10~30代へのアプローチを強めたい考えで投開票日までヤフーや楽天、食べログなどで表示される。クリックすると、市のホームページ(HP)に掲載されている選挙情報が得られる。

 また投票所の密を防ぐため、知事選告示日の10月29日から、19年夏の参院選の期日前投票所や当日の投票状況を時間別に市HPで公表している。市広報誌やポスター掲示で感染防止策の周知も図っており、担当者は「今後の宇都宮を考える上で貴重な1票を投じてほしい」と呼び掛けている。