ボートの上からサケを探す参加者たち

 大田原市佐良土の県なかがわ水遊園は3日、那珂川を遡上(そじょう)するサケをボートの上から観察する「サーモンウオッチラフティング」を実施した。

 自然を楽しみながら、同川がサケの遡上が見られる貴重な川であることを知ってもらおうと、栃木カヤックセンターの協力を得て企画した。市内外の親子連れなど計13人が参加し、色づき始めた紅葉の中、2台のボートで川下りに出発した。

 ルートは那須烏山市下境の「下野大橋」付近から、茂木町大瀬の「大瀬観光やな」までの約7キロ。参加者たちはパドルをこいで急流を乗り越え、流れが緩やかなところで川底をのぞきこみ、計3匹のサケを確認。カワセミやトンビなどの野鳥観察も楽しんだ。

 家族3人で参加した作新学院小学部4年飯島綾菜(いいじまあやな)さん(9)は「サケが水面で跳ねた後、ボートの横を通るのが見えてすごくうれしかった。景色もきれいだった」と笑顔。

 同園の企画管理担当グループリーダー渡辺裕介(わたなべゆうすけ)さん(51)は「実際に川を下ることで、水の流れを体感できる。この流れに逆らって海から泳いでくるサケのたくましさを感じてもらえたら」と話していた。