大型囲いわなで捕獲されたイノシシと、上から実施隊の橋本代表、貝塚さんと自治会長の平久江さん

大型囲いわなで捕獲されたイノシシと、左から実施隊の橋本代表、貝塚さんと自治会長の平久江さん

大型囲いわなで捕獲されたイノシシと、上から実施隊の橋本代表、貝塚さんと自治会長の平久江さん 大型囲いわなで捕獲されたイノシシと、左から実施隊の橋本代表、貝塚さんと自治会長の平久江さん

 イノシシ被害が顕著な栃木県大田原市須賀川地区に市鳥獣被害対策実施隊の隊員が昨年11月に設置した大型囲いわなで1日、イノシシ5頭が捕獲された。初の捕獲で、同隊代表の橋本公夫(はしもときみお)さん(70)=親園=は「捕獲できずに悩んでいたが、やはり周囲に食べる物がなくなってきたので、囲いわなに入った」と安堵(あんど)している。

 このわなは地元住民の協力を得るとともに、市から設置費の一部として13万6千円の補助を受け、昨年11月17日に橋本さんと同隊の貝塚恒夫(かいづかつねお)さん(72)=薄葉=が設置した。スギやヒノキなどの間伐材120本を地面に打ち込んで造った。大きさは高さ2メートル、縦3・6メートル、横5・5メートルで、約12畳分の広さという。

 捕獲されたのは母親1頭と子ども4頭。貝塚さんは「餌はジャガイモやサツマイモなどを使っていたが、10月から酒かすを混ぜたぬかに変えたことも良かった」と手応えを感じていた。

 地元の須賀川上自治会長平久江徳昭(ひらくえのりあき)さん(68)は「ごみステーションは荒らされ放題で、田んぼの土手も崩される。氷山の一角だが、今回の捕獲で頭数は減った。しばらくは荒らされずに済む」とした上で「捕獲実績を受け、他の地域にも囲いわなが広がれば」と期待していた。