30年目、最後の花贈る 老人ホームに菊50鉢 大田原、木沢さん

 【大田原】県婦人防火クラブ連合会長を務める那須塩原市油井、会社員木沢(きざわ)トモ子(こ)さん(72)が14日、若草1丁目の養護老人ホーム「若草園」を訪れ、黄色や紫の菊の鉢植え50鉢を贈った。敬老の日に合わせて毎年行ってきたが、長年付き合いのある入所者が高齢になり、花の世話をするのが難しくなったことなどから、30回目となる今回が最後の寄贈となった。

 木沢さんが婦人会の慰問で同施設を訪れたのがきっかけに、母親が好きだった花を贈って入所者に喜んでもらおうと始まった。30年を振り返り、「皆さんが待っていてくれて、声をかけてくれるのがうれしかった」と話す。

 この日も木沢さんが顔を見せると入所者たちは笑顔を浮かべて歓迎。小貫(おぬき)キクさん(79)も「黄色の花がかわいらしい。長い間お世話になりました」とほほ笑んだ。