2005年12月、日光市(旧今市市)大沢小1年だった吉田有希(よしだゆき)ちゃん=当時(7)=が殺害された今市事件で、殺人罪に問われた鹿沼市西沢町、無職勝又拓哉(かつまたたくや)被告(36)が15日、東京拘置所で下野新聞社の取材に初めて応じ、東京高裁で結審した控訴審の「手応え」を述べる一方で、8月3日の判決を待つ不安も明かした。「もっと自分の気持ちを裁判官に伝えたかった」との思いも語った。事件については「僕は殺していない」と改めて関与を否定した。

 控訴審結審から1週間の15日、勝又被告は赤色のTシャツに黒のハーフパンツ姿で、裁判資料を両手で抱えながら面会室に。約15分間、記者の質問に答えた。

 8回の控訴審審理を終えた心境を「(被告人質問では)しゃべり足らない。一番伝えたかったのは、この事件と全く無関係(ということ)」と話した。検察側が請求した殺害日時と場所を大幅に広げる追加の訴因変更については「あり得ないと思った。一審の時の殺害時間とか場所はどうなるのか。一切説明がないのはおかしい」と批判した