損害賠償額の議案説明を終え、謝罪する津久井市長(前列右から2番目)ら市執行部

 大田原市内の中学校で2016年8月、柔道部の練習中に1年男子生徒が3年男子生徒に「大外刈り」をかけられ頭を強く打ち一時意識不明の重体となった事故に関して、臨時市議会が30日開かれ、損害賠償として市側が生徒側に6千万円を支払って和解する議案を全会一致で可決した。

 閉会後、津久井富雄(つくいとみお)市長は報道陣に対し「事故の当事者として誠意を尽くし対処してきたが、4年数カ月かかった。事故に遭った生徒には長い間ご心労をかけ誠に申し訳ない」と述べた。

 市によると、今後速やかに弁護士を通じ和解合意書を取り交わす。損害賠償額の算定では治療費、慰謝料をはじめ後遺症による逸失利益などが含まれている。賠償金は全国市長会学校災害賠償補償保険から支払う。