現代の二刀流と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(おおたにしょうへい)投手。今季は投打とも歯がゆい結果となったのは残念だった▼日本のプロ野球ではドラフト会議が開かれ、作新学院高出身の入江大生(いりえたいせい)投手(明治大)がDeNAから指名を受けた。1位の高評価は同郷人として、とてもうれしかった。それに輪をかけたのが、指名球団がセ・リーグだったことだ▼入江選手といえば、全国制覇した2016年夏の甲子園で放った3試合連続本塁打が忘れられない。指名打者制のない同リーグで打席に立つ姿は楽しみだし、その先に二刀流も│は期待を膨らませすぎだろうか▼大学時代は投手に専念していたが、東京六大学野球連盟のホームページによると、打率は4年の春季リーグで5割、秋は最終節を残して6割となっている。打棒は健在のようだ。まずは153キロ右腕として実績を上げて、新たな可能性に挑戦してもらいたい▼プロでは既に高校時代のチームメート、今井達也(いまいたつや)投手が西武で活躍している。同じチームから2人目の1位指名である。やはり全国の頂点に立ったチームは強かったのだ、と改めて誇らしさを覚える▼ファンが期待するのは、今井投手との同窓対決だろう。交流戦が待ち遠しく、舞台が日本シリーズになれば県民が盛り上がるのは間違いない。