校庭の上空を彩る花火=30日午後5時20分、上三川町明治中(9秒間露光)

 花火で思い出を作りたい-。栃木県上三川町明治中の校庭で30日夕、生徒らの熱い思いを乗せた花火が打ち上げられた。

 新型コロナウイルスの影響で多くの行事が中止になる中、生徒会が「記憶に残る何かをしたい」と発案、夏ごろから準備を進めてきた。同窓会やPTAからの賛同を得て、資金を調達。地域の人も見られるように、花火師と相談し、直径120メートルの大きさに広がる4号玉の打ち上げも決めた。

 この日、同校では中止となった文化祭の代替行事を実施。花火はそのフィナーレを飾った。

 午後5時すぎ、生徒らは牛乳パックで作った灯籠を持って校庭に集まり、半円を描くように並んだ。その中心から75発の花火が次々と打ち上げられ、間近で花火を見上げる生徒の笑顔を彩った。

 「心に明るい灯をともそうと企画しました」と、生徒会長の3年亀井秀倫(かめいひでのり)さん(15)。「準備は大変だったけれど、感動して泣いている人もいて、やってよかった」