救急搬送、6年連続で過去最多 2015年・栃木県内

 2015年に県内12消防が119番通報を受けて医療機関に搬送した人数は7万810人で、6年連続過去最多を更新したことが8日までに、県消防防災課のまとめで分かった。高齢者の増加を背景に、初めて7万人を超えた。一方、通報から患者を医療機関に搬送するまでの所要時間は、過去最長だった14年と同じ平均40・5分だった。9日は「救急の日」。

 搬送人数は08、09年は減少したが、その後毎年増加を続けている。65歳以上の高齢者の割合が大きく、15年は3万8890人で全体の54・9%を占めた。

 搬送数が増えると、搬送先の決定に時間がかかるほか、救急車のやりくりも難しくなり、搬送時間も長くなる傾向にあるという。県内では記録が確認できる04年の30・6分から14年まで最長を更新し続けてきた。

 15年の搬送時間は、前年と比較可能な11消防のうち、宇都宮や鹿沼、日光、小山、塩谷地区の5消防で短縮。足利や栃木、佐野、南那須地区の4消防は延びた。石橋地区、芳賀地区の2消防は横ばいだった。