分析結果を基に、縄跳びに挑戦する児童ら

 【小山】情報通信技術(ICT)を活用し、縄跳びの上達を図る実証研究が昨年度、小山城東小で行われ、15日までに結果がまとまった。児童が身に着けた小型センサーを通して、それぞれの跳び方のデータを分析し練習を続けたところ、1分間に跳べる回数が約半年で平均120回から137回に改善したという。市教委は「課題を意識して練習することで、意欲の向上や運動能力の改善によい影響をもたらした」としている。

 研究は富士通のプロジェクト「なわとびセンシングサービス」の一環で、県内では初めて行われた。5年生約130人のデータを、昨年7月と今年2月に1日ずつ測定し比較した。

 500円玉ほどの大きさのセンサーを付けたベルトを装着してもらい、跳躍回数やリズム、バランスを測定。それぞれの児童の跳び方の特徴を、富士通がクラウドに蓄積して分析し、児童にアドバイスした。

 児童は一定のリズムで跳べるように歌の拍子に合わせて跳んだり、着地点がずれないように地面に印を付けて跳んだりする練習を繰り返した。その結果、今年2月の測定では跳躍回数をはじめ、ほとんどの項目の平均値が改善。総合評価は、5段階で最高の5の児童の割合が19%から62%に増加した。

 市教委は「科学的な分析を基に、具体的な指導ができた。子どもたちも楽しんでいた」という。縄跳びは手軽にできる上、リズム感やバランス感覚を養い、持久力も身に付くといわれる。市教委は、今回分かった効果的な練習方法を他校に広げたいとしている。