日本ハムの帽子をかぶり笑顔を見せる五十幡=26日午後7時15分、東京・中央大多摩キャンパス

 プロ野球ドラフト会議が26日に開かれ、栃木県関係3選手が支配下指名を受けた。中学時代に陸上短距離で全国2冠に輝き、「サニブラウンに勝った男」の異名を持つ佐野日大高出で中央大の五十幡亮汰(いそばたりょうた)外野手(21)は日本ハムから2位指名。埼玉県行田市内の自宅でドラフト会議の様子を見守った父雅弘(まさひろ)さん(54)は「ほっとした」と喜んだ。

 五十幡の母恵子(けいこ)さんは小学3年生の時に、がんで他界。雅弘さんは「野球する姿を見るのが大好きだった。もっと見たかっただろうな」と思いをはせ、「周囲に感謝の気持ちを持って、夢を与えられる選手になってほしい」とエールを送った。

 高校時代の関係者も喜びに包まれた。監督で指導した松本弘司(まつもとひろし)さん(68)は「当時から足も速いし肩も良かった。プロでも自分をしっかり持って、けがなく活躍してほしい」。同期で東京経済大4年中山和哉(なかやまかずや)さん(22)は「結果が出ずにつらい時期も、副主将として常にチームを第一に考えてくれた。日本を代表する選手になれると信じている」とプレーを心待ちにした。

 記者会見で「盗塁王を取りたい」と話した五十幡。作新学院高出の中央大1年、石井巧(いしいたくみ)さん(18)は「練習から意識が高く、こういう人がプロになるんだと感じていた。自慢の足でかき回してほしい」と活躍を期待した。