DeNAから1位指名を受け、野球部関係者と握手する入江(中央)=26日午後6時、東京・明治大硬式野球部合宿所

 プロ野球ドラフト会議が26日に開かれ、栃木県関係3選手が支配下指名を受けた。DeNAから単独1位指名を受けた作新学院高出で明治大の入江大生(いりえたいせい)投手(22)=日光市出身=は2016年夏の甲子園優勝ナイン。一足早くプロ入りした今井達也(いまいたつや)投手(西武)に「また同じ舞台で野球ができる。打席でも今井から1本打ちたい」と早くも宣戦布告。作新学院高関係者らも今井に続く1位指名を喜んだ。

 午後4時50分、東京都内の明治大硬式野球部合宿所。記者会見場に姿を現した入江は、田中武宏(たなかたけひろ)監督らと会議の様子をテレビ中継で見守った。

 1巡目の発表が始まると画面を凝視。6番目のDeNAから指名されると大きく深呼吸し、単独指名が確定すると一気に表情が和らいだ。「まさか1位とは。プロになる自覚と責任を感じている。結果で恩返ししたい」と頬を緩めた。

 作新学院高2、3年時に甲子園を経験。3年時は一塁手兼投手のスラッガーとして、大会タイ記録の3試合連続本塁打を放った。

 大学からは投手に専念し、187センチから最速153キロを投げ下ろす本格派右腕に成長。東京六大学リーグ通算35試合4勝ながら、11日の法大戦では13奪三振で初完封してアピールした。

 高校時代にエースの座を競った今井とは卒業時、「また同じ舞台で野球ができたら」と共演を約束していた。この日の会見では「4年越しにかないそう」と笑顔を浮かべた。

 朗報に関係者も安堵(あんど)一色。母小夜里(さより)さん(47)は「地元の応援を力にしてきた子。指導者や友人に感謝しながら頑張って」、父大地(だいち)さん(53)は「甘い世界じゃない。焦らず努力してほしい」と激励した。

 恩師で作新学院高の小針崇宏(こばりたかひろ)監督(37)は「プロへのスタートラインに立たせてもらった。一歩一歩かみしめてほしい」と教え子の飛躍に期待。グラウンドでは現役部員らが校歌を歌い、先輩を祝福した。

 即戦力としても期待される右腕は「目標は開幕1軍。ローテーションを守って10勝したい」と新人王も視野に入れた。