日光市川俣の瀬戸合峡で紅葉が進んでいる。隣接する川俣ダムでは岩盤の補強工事が行われ、岩肌の木々とともに独特の景観をつくり出している。
瀬戸合峡は鬼怒川上流にあり、高さ100メートルほどの断崖が約2キロに渡って続く。日光市観光協会によると、現在6~7割の色づきで、11月上旬まで楽しめるという。
時折日が差し込んだ26日、訪れた人は絶壁に架かる「渡らっしゃい吊り橋」からの眺望を楽しんでいた。千葉県流山市江戸川台西2丁目、会社員薄井政明(うすいまさあき)さん(49)は「一泊して日光を回っている。見晴らしが素晴らしい」と話した。