店頭に並ぶこだわりの印鑑。専門店は「脱はんこ」を巡る誤解を懸念している=宇都宮市駅前通り2丁目の「鈴印」

 コロナ禍の中、テレワーク推進の「壁」としてクローズアップされた日本の押印文化。政府が行政手続き上の「脱はんこ」に気勢を上げる中、IT化による押印の一部廃止を推進する栃木県内の民間企業も少なくない。一方、印章業者は現在の議論への「誤解」を懸念し、責任や覚悟の重さを表明する押印文化は「尊い」と力説する。

 不動産業のさくら屋(足利市通4丁目)は今月、契約手続きなどを全てオンラインでできる月決め駐車場の管理システムを導入した。利用者の来店や押印は不要。利便性向上と業務効率化が狙いだ。