宇都宮市内の認可外保育施設「といず」(廃止)で2014年7月、宿泊保育中の同市、山口愛美利(やまぐちえみり)ちゃん=当時9カ月=が死亡した事件を巡り、うその説明で保育料をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元施設長の木村久美子(きむらくみこ)被告(64)=保護責任者遺棄致死罪などで懲役10年確定、服役中=の初公判が22日、宇都宮地裁(岡田健彦(おかだたけひこ)裁判長)で開かれ、木村被告は「詐欺はしていない。人生の中で詐欺という言葉は皆無」と起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で、「施設の設立以降、看護師資格を持つ職員や嘱託医はいなかった」と指摘。看護師らの配備を記載したパンフレットやホームページ(HP)について、「木村被告は内容を了解し、訂正や変更せずに掲載を続けており、被害者にもパンフレットを交付した」とした。