市が閉館する方針を決めたとちぎ蔵の街美術館

 【栃木】市文化芸術館(仮称)の整備を進めている市は22日までに、万町のとちぎ蔵の街美術館を本年度内に閉館する方針を固めた。2022年度に開館予定の芸術館が美術館の活動を引き継ぐ形で、同じく整備中の文学館(仮称)などとともに市の文化芸術を発信する。市指定文化財でもある美術館の建物は市が今後も活用する考えで、方法などを検討している。

 市教委によると、とちぎ蔵の街美術館は、約200年前に建てられた土蔵3棟を改修して2003年3月に開館した。土蔵は市内に現存する蔵で最も古く、個人の所有で市が借りているという。

 これまで浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)や日本画家田中一村(たなかいっそん)など市ゆかりの美術工芸作家らの企画展などを100回以上開催。常設はなく、年度当初にスケジュールを決めるなどして作品を展示してきた。来館者は約28万人(22日現在)を数える。