沖縄県糸満市で展示するパネルを手にする荒井代表=7日午後、宇都宮市石井町

 太平洋戦争末期に沖縄県警察部長を務め、多くの島民を疎開させた宇都宮市出身の荒井退造(あらいたいぞう)の顕彰を進めている宇都宮市の実行委員会は19日から、沖縄県糸満市で退造の功績などを紹介するパネル展を開く。同市は、退造が1945年6月に消息を絶った地。実行委は「栃木県出身の偉人の存在を、若い沖縄県民にも知ってもらいたい」と望む。県内で毎年パネル展を行っているが、県外での開催は今回が初めて。

 退造は当時の沖縄県知事島田叡(しまだあきら)と共に同県民の疎開を進め、「沖縄の島守」と呼ばれている。2人が消息を絶った沖縄本島南端の糸満市の平和祈念公園には「終焉之地(しゅうえんのち)」碑が設置されている。