新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの流行に備えた医療提供体制として、県は21日、発熱患者の診療や検査が可能な「診療・検査医療機関」に県内523医療機関を指定したと公表した。合わせて、新型コロナの検査が可能な県内272医療機関と、検査の委託契約を結んだことも明かした。

 同日夜、県庁で開いた「県新型インフルエンザ等医療対策推進委員会」で明らかにした。会議は冒頭を除き非公開で行われた。

 季節性インフルエンザと新型コロナを臨床的に鑑別することは難しいとされており、国は都道府県などに10月をめどに対応可能な体制整備を求めている。

 20日現在、1日当たりの診療可能人数は8606人を確保。新型コロナとインフルエンザの1日当たり検体採取能力はそれぞれ3928件、7496件で、同じく検査能力は5935件、7496件となった。

 厚生労働省の「流行シナリオ」を基にした推計では、県内における新型コロナの最大検査需要は1日当たり900件。県はインフルエンザの年間検査数実績も考慮し、今後の発熱患者全体の検査需要を7千件と推計している。