イベント会場などに転用しやすいよう改装した老舗酒店「和泉屋」の8代目泉社長(右)と7代目夫妻

 【足利】市街地のにぎわい創出に一役買おうと、通3丁目の老舗酒店「和泉屋」が16日、新装した。八溝スギ材と石材を基調に、多目的に活用できる造りにした。若手飲食店主らが活性化を考える「足利ミッドタウン商店会」会長も務める8代目社長、泉賢一(いずみけんいち)さん(41)は「人が回遊するきっかけになれば」と期待している。

 同店は江戸末期創業で、1970年に鉄筋コンクリート4階建てビルを構えた。20年近く空室だった3階は4年前に子どもたちが通う造形教室が入り、2階は今年1月にシェアオフィスとして改装、活気を取り戻している。

 今回改築したのは1階の店舗部分。今年5月、新型コロナウイルス禍による休業を機に計画し、2階に入居している1級建築士丸山裕平(まるやまゆうへい)さん(35)が9月から約1カ月かけて蔵をイメージしたモダンな空間に生まれ変わらせた。

 延べ床面積約70平方メートル。常時500種貯蔵するというワインのうち約200種を壁一面に陳列し、中央部は可動式のたるや木製テーブルを置いてイベント会場に転用しやすいよう工夫した。