那須塩原市は25日、同市三区町のそすいの郷直売センターで販売されたチチタケ(チタケ)から、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。チチタケは市内の男性(78)が県外で採取し出荷したもので既に134パック(1パック約160グラム)販売されている。市が要請し、直売センターを運営するふるさとにしなす産直会が自主回収している。

 基準値を超えたのは17日に採取したチチタケで1キログラム当たり720ベクレルが検出された。男性は6、11、17日の3日間採取し、直売センターでは8~22日に計約21キログラムが販売されたという。購入した市民から「基準値を超えているのでは」との情報提供を受け、市が22~23日に検査を実施し判明した。

 関係者によると、男性は「山形県内で採取した」などと話しているという。市から情報提供を受けた現地の自治体が検査したが不検出だったことから、市は25日、男性と現地を訪れチチタケを採取し、再度検査を実施している。

 県内産の農作物などは県が、県外産は当該都県などで抽出検査を行うが、チチタケを食用としないところでは検査対象になっていないという。