足利大の学生らに向けて打ち上げられた「エール花火」

 【足利】2年連続で大学祭が中止になった足利大の学生に向けて、同大後援会が17日夜、「エール花火」をサプライズで打ち上げた。同大大前キャンパス野球場から打ち上がった大輪が雨天を鮮やかに彩った。

 同大学祭「わたらせ祭」は毎年秋に開催。後夜祭のフィナーレを花火が飾ってきたが、昨年は台風19号の直撃、今年は新型コロナウイルスの影響で大学祭自体が中止となった。

 エール花火は「我慢を強いられながら勉強に励んでいる学生をはじめ、地域の医療従事者や市民を励ましたい」と前後援会長の関口煙火工場、若井豊(わかいゆたか)社長(55)が申し出て大学側が快諾。密集を避けるため、事前周知を行わなかった。

 この日は午後7時から5分間、2~4号玉75発が次々に打ち上げられ、居合わせた人々から拍手と感嘆の声が漏れた。

 同大は撮影した動画をホームページで配信する予定。OBで現後援会長の川崎浩司(かわさきこうじ)さん(58)は「遠隔授業が続く中、帰省中の学生や留学生も多い。家族と一緒に楽しんでほしい」と話していた。