宇都宮出身・岩瀬晶子さんが脚本 かんぴょう農家の劇9月に

 俳優・脚本家・アナウンサーとして活躍する宇都宮市出身の岩瀬晶子(いわせあきこ)が企画・脚本を手掛ける演劇ユニット「日穏−bion−」の第9回公演「夕顔」が9月27、28の両日、県総合文化センターサブホールで開催される。本県出身の俳優も3人出演。ふるさとでの初めての公演に岩瀬は「一度は地元で舞台をやりたいと思っていた。感情を持って演じるお芝居を生で鑑賞すると、びんびん伝わってくる。栃木の人たちにそういう感覚を味わってもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 物語の舞台は、栃木県でかんぴょう農家を営む川上家。夏の収穫期には三女苺子や隣人たちがやってきて長女夕子の作業を手伝うのが毎年の恒例となっている。そこに何年も音沙汰がなかった次女夏実が突然姿を現す。久しぶりの再会を喜ぶ苺子たちとは裏腹に、夕子だけは夏実と目を合わせようとしない。それぞれが秘密を抱えながら集まったある夏の日の物語を描く。

 長女役で出演する岩瀬は「せっかくやるんだったら栃木の話にしたいと思った。日々を大切に生きていきたいなと感じてもらえる舞台にしたい。皆さん素晴らしい役者さんなので、演劇を見たことない人にも楽しんでもらえる」と話す。

 今回の舞台は、岩瀬のほかにも「劇団だるま座」の代表を務める剣持直明(けんもちなおあき)(宇都宮東高卒)、舞台やドラマで活躍する山本南伊(やまもとなみ)(宇都宮北高卒)、「劇団張ち切れパンダ」に所属する中島愛子(なかじまあいこ)(宇都宮市陽東小・陽東中卒)と本県出身の俳優が出演。

 出演者は県内のかんぴょう農家を取材し、作業を体験して役作りの参考にしたという。本番に向けて稽古に熱がこもるが、稽古場では栃木トークで盛り上がっているという4人だ。