ラグビーの第30回東日本クラブ選手権大会準々決勝は18日午後1時から、県総合運動公園ラグビー場で行われ、栃木県の宇都宮ヴォルツは茨城県代表の「茨城RED ROSE」と対戦する。新型コロナウイルスの影響で、所属する東日本トップクラブリーグ2部は今季の開催中止が決定したため、ヴォルツにとってはこの一戦が今季開幕戦。小笠原勇気(おがさわらゆうき)主将は「まだチームづくりも戦い方も手探りの状態だが、試合を重ねて強くなっていきたい」と意気込んでいる。
昨季から3人がチームを離れ、新たに6人が加入。各ポジションの新加入選手が刺激となって競争が生まれ、チーム力の底上げにつながっている。司令塔のSOには作新学院高出で7人制日本代表の経験もあるオペティ・ファエアマニが入り、戦術もキックを有効に使いエリア獲得を重視するスタイルを導入。植木健太郎(うえきけんたろう)監督は「敵陣で戦うことで強みのフォワードもより生きる。練習試合ができず完成度は未知数だが、選手個々の能力は高いのでどこまでやれるか」と期待を寄せる。