「情報通信技術(ICT)が発達していなければ、経済活動は崩壊していた」。コロナ禍で経済活動が縮小する中、当たり前に便利に感じていることを指摘する見解をあるテレビ番組で見聞した。

 世界を駆け巡るニュースに「コロナ」の文字が席巻する日々が続くが、ICTが経済活動を支える。8日に配信したしもつけ21フォーラムの10月ウェブ特別例会が、スイス・ジュネーブとオンラインでつないで実施されたのも一つの効用といえる。

 他にも増えつつある。仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を掛け合わせた造語「ワーケーション」のサービスが今月、那須町で始まった。別荘地運営会社と都内のデジタル化支援企業が手掛ける。働きながら、休暇気分も味わえる趣向だ。

 「構造不況業種と嘆く経営者は自らの頭の中が構造不況に陥っている」。かつて知人の金融機関トップが口にした言葉を思い起こした。知恵と努力次第ということだろう。ICTの効果的な活用で、コロナ禍でも世の中が少しずつ上向くことを願う。