調理する永嶋さん

下ごしらえする永嶋さん

調理する永嶋さん

長嶋さんがその日自信を持つ食材で提供するおまかせ4品は、ボリュームも十分だ

永嶋和洋さん

調理する永嶋さん 下ごしらえする永嶋さん 調理する永嶋さん 長嶋さんがその日自信を持つ食材で提供するおまかせ4品は、ボリュームも十分だ 永嶋和洋さん

 サラリーマンの聖地・新橋に店を構えて27年。地下鉄の御成門駅からも近い古くからのオフィス街で、多くの酔客を迎えてきた。

 塩谷町出身の店主永嶋和洋(ながしまかずひろ)さん(64)は高校卒業後、都内の日本料理店などで修業を積み、1993年に独立した。「他人に使われているうちは自由が利かない。失敗してもいいと、思い切ってやった」と振り返る。女将の妻恵子(けいこ)さん(64)も同町出身で、日本酒ソムリエの資格を取ってサポートしている。

 まず頼みたいのは「大将のおまかせ4品」(2800円)。この日は鴨の薫製やアジの南蛮漬けなどが盛られた前菜と、お造り、タイ湯引きのカニあんかけ、鴨のつみれ鍋。一品一品に手がかけられているのが見て取れ、箸と杯が進む料理ばかりで量も十分。「その日の素材からこれというものを選び、その時にしか食べられないものを出してます」

 渓流釣りや山菜・キノコ狩りが趣味で、その時季ごとにメニューに加わる。イワナやヤマメは唐揚げにし、1時間半ほどかけてカリカリに焼いたイワナを土鍋に入れて作るイワナ酒は常連客らに人気だ。これからはキノコ料理が楽しめる。

 ランチでは天ぷらや焼き魚などを1千円程度で提供。コメは全て永嶋さんの叔父の田んぼで収穫した「塩谷産」だ。店の自慢の一つで「お客さんからもコメがうまいと評判です」と胸を張る。

 メモ 港区新橋5の30の4松崎ビルB1。電話03・5401・1517。午前11時30分~午後2時、同5時~10時30分。土日祝は応相談。

■店主の思い

 叔父の田んぼの田植えには毎年行っているんです。今はめちゃくちゃ近いですからね。帰ると宇都宮とかで食事しますが、いい店が増えてきた。きちんとした料理を出していればお客さんは遠くからでも来る。宇都宮で商売やろうかとも考えているんですよ。