政策合意書を手にする須藤氏(左から4人目)と野党4党の代表者ら=11日午後、宇都宮市内

 11月8日告示、15日投開票の宇都宮市長選に向けて立候補を表明している新人で弁護士の須藤博(すとうひろし)氏(76)と立憲民主、共産、社民、新社会の野党4党は11日、政策協定を結んだ。内容は次世代型路面電車(LRT)整備工事の一時凍結など4項目。また野党4党は同日までに、市長選で須藤氏を推薦することを決定した。

 政策には、(1)人権を尊重した市政の実現(2)新型コロナウイルス感染防止対策(3)社会的弱者や少数者の権利尊重(4)LRT整備事業の全面的な見直し-が盛り込まれた。同市内で政策合意書の調印式があり、あいさつに立った須藤氏は「やっと市民と野党の共闘で戦うことができる。必ずや、この市長選を勝ち抜く決意だ」と意気込みを語った。

 立民県連代表の福田昭夫(ふくだあきお)衆院議員は「大切な税金を市民に還元できるような素晴らしい市政ができるよう、皆さんと力を合わせて頑張っていきたい」と抱負を述べた。

 4党のほか、「戦争法の廃止と立憲主義の回復を求める県民ネットワーク」(県民ネット)、「LRT問題連絡会」の各市民団体も同日、協定を結んだ。

 須藤氏の選挙対策委員会は15日に結成され、委員長に福田氏、事務局長には立民県連幹事長の松井正一(まついしょういち)県議が就任する見通し。

 市長選には5選を目指す現職の佐藤栄一(さとうえいいち)氏(59)も立候補を表明していて、既に自民、公明の両党から推薦を受けている。