オープンした地域食堂「四つ葉のクローバー」に集まった高齢者と元気に動き回る児童

 【日光】今市の小林芳枝(こばやしよしえ)さん(59)の自宅で9日、子どもから高齢者までが気軽に集える地域食堂「四つ葉のクローバー」がオープンした。合唱団や介護予防施設の運営などを通じて長年、地域の子どもと高齢者に寄り添ってきた小林さん。ひとり親や共働き家庭、1人暮らしの高齢者が増える中、月3回、自宅を地域の居場所にする。小林さんは「3世代が一緒に過ごし支え合うコミュニティーをつくりたかった。『ただいま』と言えるもう一つの家になればいい」と語る。

 地域食堂は毎月第2・4金曜(午後4時半~8時)と第3土曜(午前8時~正午)に開設。夕食や朝食を提供したり、学習を支援したりする。料理、絵本の読み聞かせ、ピアノ、歌なども楽しみながら利用者に自由に過ごしてもらう。

 小林さんは「今市少年少女合唱団」の指導者で、高齢者の居場所・仲間づくりや介護予防に取り組む森友の市在宅介護オアシス支援施設「あおぞら」の代表を務めている。それぞれの場で生き生きと過ごす子どもや高齢者を支えてきた経験を生かして、1人で留守番、食事をする子どもや高齢者など多世代が、食を通じて支え合う場をつくろうと奮起。「あおぞら」施設長で弟の妻手塚美知子(てづかみちこ)さん(55)と立ち上げた。

 初日の9日は30人以上が訪れ、1階の居間や2階の子ども部屋などでおしゃべりしたほか、宿題をしたり、弁当を食べたりした。

 地元の川原町自治会の沼尾康治(ぬまおやすはる)会長(67)は「独居の方や交流の少ない家庭の子どもたちが一緒に楽しく過ごしてほしい。協力していければ」と話した

 利用・送迎は予約制。参加費は1回高校生以下300円、大人500円。住所は今市1465の6。

 (問)小林さん090・3048・4748。