政策集を発表する福田知事=9日午後、県庁記者クラブ

 10月29日告示、11月15日投開票の知事選で5選を目指す福田富一(ふくだとみかず)知事(67)=自民、公明推薦=は9日、県庁記者クラブで記者会見し、公約となる政策集「とちぎの挑戦2020」を発表した。新たに取り組む75項目を含め、計110の項目を掲げた。福田知事は「社会が大きく変化しようとする中、栃木の力が試される。輝く未来の創生に全力で取り組む」と述べた。

 キャッチフレーズは「未来へつなぐ~とちぎの挑戦(誠実にそして着実に)」。(1)命と暮らしを守る(2)とちぎの力を伸ばす(3)新たな価値を創る(4)次の世代へつなぐ(5)次世代活性化プロジェクト-を5本柱とし、取り組む項目をまとめた。

 最重要項目は、新型コロナウイルス感染症対策と昨年の台風19号からの復旧復興の2点。新規項目は、大規模災害に備え国の防災機能のバックアップなどを担う「総合防災拠点」の整備、進学校への単位制の導入、未来技術を利活用し地域課題を解決する「県版サンドボックス」の創設などを挙げた。

 次世代活性化プロジェクトは、更新時期を迎える県立美術館や図書館などの整備の在り方を検討する「『文化と知』創造拠点構想」の策定など9項目。2025年が「昭和100年」に当たることから、地域資源を生かした振興策を検討する「昭和100年事業」、棚田などのグリーンインフラを保護しながら防災・減災に取り組む「治水プロジェクト」など五つを「100年プロジェクト」として掲げた。

 4年前の知事選の公約で唯一達成できなかった放課後児童クラブの保護者負担軽減など、継続して取り組む35項目も盛り込んだ。

 福田知事は「市町村重視から地域重視に深化させたい。地域はさまざまな課題を抱えている。未来技術を活用しながら解決し、地域資源を改めて生かしながらふるさとを磨き上げたい」と強調した。