決勝の速報を伝えるモニターに見入る作新学院高の松本教諭(中央)ら=9日午後7時5分、宇都宮市一の沢1丁目

 車いすテニス界のニューヒロインが歴史にその名を刻んだ。栃木市出身で世界ランキング10位の大谷桃子(おおたにももこ)(25)=かんぽ生命=が9日、パリで開かれた全仏オープン決勝に登場。世界2位の上地結衣(かみじゆい)(26)=三井住友銀行=との史上初の日本人対決に敗れたものの、初出場で準優勝の快挙を達成。来夏の東京パラリンピック代表入りも有力視される新星の活躍に、関係者は「自慢の教え子」「コロナ禍での明るいニュース」と喜んだ。

 大谷が通った作新学院高。「テニスへの情熱は今も昔も変わらない子。当時からサーブが武器だった」。硬式テニス部で指導した松本直人(まつもとなおと)教諭(49)は同日、職員室でパソコン画面上の試合速報を固唾(かたず)をのんで見守った。