那須町の国有林で大田原高の生徒、教員計8人が死亡した雪崩事故を受け、開催地が本県から千葉県に変更された第61回関東高校登山大会を巡り、県高校体育連盟(高体連)は本県選手の派遣を決め8日、出場する5校6チームに通知した。

 県高体連登山専門部によると、男子は真岡、石橋、矢板東の3チーム、女子は真岡女子、栃木女子、矢板東の3チームを派遣する。各校に出場の意思を示してもらい、希望校が各都県出場枠の8チームを超えた場合、昨年度の新人戦の上位校を選ぶ予定だった。1チームは選手4人、監督1人でつくる。

 事故を受け、同専門部は6月の県予選会を中止。千葉県開催の決定を受け、「推薦」で派遣する方向で検討に入り、7月23日に事故遺族らに経緯を説明し、派遣を決めた。同専門部長の三森謙次(みもりけんじ)大田原高校長は「大会は研修も兼ねているので、安全登山を学ぶとともに他都県の生徒と交流してきてほしい」と話した。

 一方、県予選会を4連覇中だった大田原高は出場を見送った。三森校長は「本年度は近隣の山でのスキルアップに専念したい」と説明した。

 関東大会は11月10日~12日、千葉県南房総市で開催される。県教委の事故検証委員会が10月に公表する最終報告に関する基調講演など、従来なかった研修を組み込み、安全登山の啓発に軸足を置いた内容になる。