御前岩物産センターでの昼食後に仕事をする山田さん(左)と家族ら

 【那珂川】新型コロナウイルス禍でリモートワークなど多様な働き方が求められる中、休暇先の観光地などで働く「ワーケーション」の推進に向けた町のモニターツアーが2~4日、町内の施設で行われた。首都圏から4組の親子を含む12人が参加し、仕事をこなしながら観光も楽しんだ。

 ワーケーションは観光地のホテルなどで仕事をしながら休暇も楽しむ新たな働き方で、「ワーク」(仕事)と「バケーション」(休暇)を合わせた造語。町は初めてのモニターツアーで、親子連れで仕事と観光が両立できるプランを立てた。

 町を訪れた参加者のうち、子どもは馬頭東小で同校児童とドッジボールを楽しんだほか、御前岩物産センターでの昼食後に近くを流れる武茂川で川遊びを楽しんだり、竹とんぼやささ舟を作ったりした。

 親は無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」環境が整った同センターや「もうひとつの美術館」などで日中は仕事をした。夜は全員でキャンプ施設の「那珂川グリーンヒル」で夕食を取り、馬頭温泉の元湯東家に宿泊した。

 家族4人で参加した東京都世田谷区、会社役員山田修平(やまだしゅうへい)さん(36)は「自然に囲まれた中で仕事ができ、普段は出ない発想やアイデアが浮かんできた。子どもたちも喜んでいた」と話した。

 町は年内に2回目のモニターツアーを計画しており、担当者は「参加者の意見を参考に改善を加えながら、積極的にワーケーションに取り組んでいきたい」としている。