ラーメンなどを自動走行で客席に届ける配膳ロボット=8日午後、栃木市

 ラーメン店「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス(福島県郡山市)は8日、栃木市箱森町の栃木店で、実証実験として客のテーブルに料理を自動で届ける配膳ロボットを導入した。非接触型の自動配膳で、新型コロナウイルス感染症の予防対策や作業の効率化などを狙う。

 同社によると、配膳ロボの導入はラーメン業界初で、8月下旬に福島県の店舗で始まった。栃木店は2例目で2台配置した。8日は福島県の1店舗でも実証実験が始まった。

 配膳ロボは高さ120センチ。客席の位置や通過ルートなどを示したマップを配膳ロボに事前に登録する。配膳ロボに出来上がった料理を乗せ、客席番号を入力すると、自動走行で料理を運ぶ。客が料理を受け取り上部のセンサーに手をかざすと、厨房(ちゅうぼう)に戻る仕組みだ。

 ラーメンを乗せた配膳ロボは軽快な音楽を響かせて店内を走行していた。「大変お待たせしました」「ごゆっくりどうぞ」といった音声案内を流し、料理を届けた。大型店で順次、導入を拡大する方針という。

 栃木店を訪れていた栃木市岩舟町静、会社員野中丈広(のなかたけひろ)さん(52)は「びっくりしたが問題はなく、(コロナ禍では)人との接触がない分だけ安心」と話した。