宇都宮市長選への立候補を正式表明する須藤氏=6日午後、県庁記者クラブ

 11月8日告示、15日投開票の宇都宮市長選に向けて、宇都宮市小幡2丁目、弁護士須藤博(すとうひろし)氏(76)が6日、県庁記者クラブで記者会見し、無所属で立候補することを正式に表明した。JR宇都宮駅東側で進む次世代型路面電車(LRT)整備工事の一時凍結を軸とする公約を発表し、5選を目指す現職の佐藤栄一(さとうえいいち)氏(59)の多選の是非を問う考えを示した。

 須藤氏は「不急と思われるLRT(整備事業)よりも、新型コロナウイルス対策を優先すべきだ」と強調。基本政策として、市が計画しているLRTの駅西側延伸の中止も盛り込んだ。

 さらに「テレワークの増加で需要予測は過大になり、赤字は必至」と指摘。LRTの事業継続の是非を問う住民投票も視野に入れていることを明かした。

 佐藤氏については「5期20年は長過ぎる。忖度(そんたく)が生まれる。ここで切り替える必要がある」などと述べた。

 公約には医療体制の拡充、失業者への緊急支援といったコロナ対策のほか、20人学級の実施、保育士の待遇改善、児童相談所の設置、給食費の無料化なども掲げた。

 須藤氏は11日にも立憲民主、共産、社民、新社会の野党4党などと政策協定を結ぶ構え。合わせて各党からの推薦があれば受ける意向も示した。

 須藤氏は1993年に弁護士登録。「九条の会・栃木」共同代表。