自殺予防には「周囲の気付きと共感が大切」と話す衛藤医師

「死にたい」という人に伝えたいメッセージ

自殺予防には「周囲の気付きと共感が大切」と話す衛藤医師 「死にたい」という人に伝えたいメッセージ

 人気俳優など芸能人の自殺とみられる事例が相次いでいる。有名人の死は社会的な影響が大きく、上都賀総合病院精神科の衛藤進吉(えとうしんきち)医師(71)は「自殺が身近にならないためにも、亡くなった原因や背景といった情報と距離を置くことが重要」と力を込める。また、周囲に普段と様子が違う人がいたら「『どうしたの』という一言でいいので声を掛けてほしい」と呼び掛けている。

 テレビなどで目にし、身近な存在だった人が急に亡くなることは多くの人に衝撃を与える。特に死にたい気持ちのある人が影響を受けやすい。衛藤医師は「『あの人も死んだなら、自分も一緒に消えてしまおう』などと引きずられる可能性がある」と危惧する。