自転車ロードレースのJプロツアー(JPT)第13戦「おおいたサイクルロードレース」は4日、大分市の大分スポーツ公園昭和電工ドーム大分周辺周回コース(1周4キロ×25周=100キロ)で行われ、宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之(あべたかゆき)が2時間16分19秒で県勢最高の2位に入った。
レースはハイスピードの展開となり、途中棄権が続出。出走した104人は中盤までに40人以下となった。阿部、小坂光(こさかひかる)、中村魁斗(なかむらかいと)の3人で挑んだブリッツェン勢は逃げや追走には加わらず、終盤までメイン集団内で勝機を伺った。
残り2周に入る手前で集団が崩壊した後も、阿部は粘りの走りを見せ、最後はホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)との一騎打ちに惜しくも敗れた。那須ブラーゼンは谷順成(たにじゅんせい)の19位が最高だった。
JPTの今季最終戦は11日、群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターで「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」を行う。