茅ボッチ作りに挑戦する高校生ら

 栃木県日光市土呂部の秋の風物詩「茅(かや)ボッチ」を作る体験学習がこのほど、同所の里山斜面の茅場で行われ、市内在住の高校生や関係者ら約30人が作業に励んだ。

 市の歴史や自然を学び課題の発見・解決を実践する人を養成する「日光学・わがまちきらり発見隊」の一環として市が主催。土呂部の自然や里山景観の保全活動に取り組む民間団体「日光茅ボッチの会」(飯村孝文(いいむらたかぶみ)代表)がガイドを務めた。

 参加者は草刈り鎌を手に作業を開始。刈り取ったススキやワラビなどの草を束ねた後、5束ずつ円すい状に立て掛けて次々に完成させた。約1時間半で約50個を製作した。

 森友、鹿沼高1年秋元柚乃(あきもとゆずの)さん(15)は「立て掛けて縛るのが力が必要で難しいが、思ったよりうまくできた。地元の自然を体感できてよかった」と笑顔だった。飯村代表(63)は「茅場の草原は数百年前から守ってきた宝物。将来を担う若者たちが体験を通じて、こういった自然環境を維持する大切さを学んでもらえれば」と話した。

 茅ボッチは干した後、牛の餌になる。今月は紅葉の中での景観が楽しめる。