被災した大平地域を彩るコスモス

 【栃木】昨年10月の台風19号の被害を受けた大平地域でキバナコスモスが見頃を迎えた。被災地を花で彩ろうと、市が地域で環境保全活動を行う4団体に配布した種が花開いた。

 同地域では市が昨年9月、農家の協力を得てレンゲの種をまいたが、台風被害で花畑を見ることができなかった。今年は1市3町の合併から10周年の記念式典に花を添えたいと、式典が行われる10月に咲くキバナコスモスで再挑戦した。

 最も早く見頃を迎えたのは下皆川環境保全会が種をまいた皆川のJR両毛線沿いの農地。4日には約50アールの農地一面にオレンジ色の花が揺れていた。

 多くの人に楽しんでもらおうと除草作業を続けてきた同会の富田和夫(とみたかずお)会長(69)は「こんなにきれいな花畑になるとは。被災当時を思い出すと奇跡のようだ」と目を細めた。今月下旬ごろまで楽しめる。