「雪」と「花」日本で138年ぶり再会 栃木市ゆかりの歌麿、特別展が箱根・岡田美術館で開幕

 栃木市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)の肉筆画3部作「雪月花」のうち「深川の雪」と「吉原の花」を展示する特別展が28日、神奈川県箱根町の岡田美術館で開幕する。27日には関係者約120人を集めて特別内覧会が開かれ、138年ぶりに日本でそろった「雪」と「花」が一足早くお披露目された。

 3部作は「品川の月」「吉原の花」「深川の雪」からなり、1788~1806年頃に栃木市内で制作されたと考えられている。現在「月」と「花」は米国の二つの美術館が、「雪」は岡田美術館が所蔵している。

 「花」が日本に来たのは1995年以来で22年ぶり。「雪」と一緒に日本で展示されるのは、1879年に栃木市の定願寺で3部作がそろって展観されて以来となる。同展では、原寸大の高精細複製画の「月」も展示しており、「雪月花」をそろって鑑賞できる貴重な機会となっている。