大勢の人が待つ東武日光駅に到着したSL大樹「ふたら」=3日午前、日光市松原町

 東武鉄道(東京都墨田区)は3日、東武日光駅を発着するSL大樹(たいじゅ)「ふたら」の運行を開始した。同駅へのSL乗り入れは、地元観光業者などからの強い要望で実現した。今後の観光振興が期待される。

 鬼怒川線で運行しているSL大樹を東武日光駅へ乗り入れ、「ふたら」として運行する。名称は日光の由来となった二荒山(ふたらさん)(男体山)から名付け、車両前面のヘッドマークには男体山などがデザインされている。

 この日は東京方面からの日帰りツアーとして運行し、165人が乗車してほぼ満席。下今市駅発の「ふたら」が午前11時51分、汽笛を鳴らしながら東武日光駅に到着すると、日光市観光協会や市女将(おかみ)の会などの関係者が、おはやし演奏や横断幕を掲げ出迎えた。大勢の鉄道ファンもカメラを持って待ち構えた。

 同会の根本方子(ねもとまさこ)会長は「日光は首都圏からのお客さまが多い。ふたらの運行で日光が盛り上がることを期待している」と話した。ふたらは今後、ツアー商品として月1回程度の運行を予定している。