ビルのベランダ柵に飛び乗ったサル=2日午前9時15分、宇都宮市伝馬町(宇都宮市提供)

 宇都宮市の中心部などで1日から2日にかけ、サルの目撃情報が相次いだ。市農林生産流通課によると、2日午後5時現在、13件の目撃情報が寄せられているが、被害は確認されていないという。同市市街地でサルが確認されるのは、2年ぶり。

 同課によると、目撃されたのは同じ個体のニホンザルの成獣とみられ、体長50~60センチと推定される。1日午後、下砥上町のJR日光線沿線で目撃されて以降、北上しているとみられ、伝馬町や泉町などの市中心部にも出没。富士見が丘1丁目付近で、足取りは途切れている。

 県自然環境課は「群れをつくらない離れザルが、生息域拡大の過程で迷い込んだのではないか」とみている。

 県警や地元猟友会などが目撃現場でパトロールを実施した。県と市は「サルを見掛けた場合は近づかず、できるだけ建物内などに避難し、決して餌を与えないでほしい」と注意を呼び掛けている。