三仏堂で営まれた長講会

 【日光】日光山中興の祖とされる慈眼大師(じげんだいし)天海(てんかい)大僧正(1536~1643年)の命日法要「長講会(じょうごえ)」が2日、山内の日光山輪王寺の本堂「三仏堂」で営まれた。

 378回忌に当たる今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため輪王寺の僧侶のみにより、慈眼堂が修復工事のため本堂で執り行った。

 天海の命日に合わせ、ゆかりのある天台宗の寺院では盛大な法要が行われる。輪王寺では、生前に法華経の解釈についての論判問答である「法華八講」を常に行っていたとされることから、長講会でこれを再現し天海の遺徳をしのんでいる。

 この日は僧侶約20人が読経をささげ、問答のやりとりが行われた。その後、輪王寺関係者が墓所で手を合わせた。

 天海は1613年に徳川家康(とくがわいえやす)の命で日光山の貫主となり光明院(現在の輪王寺)を再興。秀忠(ひでただ)、家光(いえみつ)と3人の将軍に仕えた。