矢場川で確認されたアユ

 【足利】市民団体「矢場川の清流を守る会」は2日、羽刈町の矢場川でアユの群れを確認した。水質が悪化した矢場川をきれいにしようと1992年に同会が発足して以来初めて。「きれいな矢場川を魚が認めてくれた」と喜んでいる。

 矢場川は群馬県太田市から流れ、同県館林市と佐野市の境で渡良瀬川に合流する。9月下旬、同所の建設会社従業員が押切橋の下流で10匹以上が群れになって泳いでいるのを見つけた。同社を経営する山根良信(やまねよしのぶ)さん(73)は「矢場川でアユを見たのは初めて。聞いた時は半信半疑だった」と話す。

 山根さんは同会の新藤義二(しんどうよしじ)会長(77)に連絡。調査のために網で捕って、体長20センチ超のアユと確認した。新藤会長も「自分が生きているうちに、こんなにアユが来るとは思わなかった。魚は川がきれいになるのを待っていたのだろう」と驚く。