感染対策をして半年ぶりに開かれたライブ

 ジャズのまち宇都宮の老舗、ジャズスポット「近代人」(泉町)で9月30日、半年ぶりのライブが開かれ、ジャズファン約20人が心地よいリズムと艶やかな音色を楽しんだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で同店は4月上旬のライブを最後に営業を自粛。5月末からバー営業を再開したが、感染が収束しないことなどからライブは開けない状況が続いていた。

 この日はミュージシャンらからの強い要望と、市内感染者数が減少傾向にあるのを受けてライブを1日限定で復活した。演奏者と観客の間にビニールシートを設置したほか観客数も制限するなど、感染防止対策を徹底した。

 演奏したのは、市出身のテナーサックス奏者桜井智則(さくらいとものり)さんが所属するバンド「ジャパニーズジャズメッセンジャーズ(JJM)」。新曲を含む十数曲を約2時間半かけて披露した。

 常連の鹿沼市玉田町、自営業石原明(いしはらあきら)さん(68)は「久しぶりで感動した。思い切ってライブを開いてくれて本当にありがたい」と笑顔で話した。

 同店主の小平卓(こだいらたかし)さん(66)は「やっと近代人としてジャズをまた発信することができた」と感慨深げに話していた。今後のライブ予定は未定。