とちぎ国体を視野に、練習に励む栃木水球クラブのメンバーら=宇都宮東高

 2022年に本県で開催される第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」の開幕まで1日であと2年。男女総合成績(天皇杯)、女子総合成績(皇后杯)の優勝を目指す本県では、各競技団体の競技力向上や選手育成が大詰めを迎えている。県水泳連盟は水球女子の単独チームを6月に結成、2年後に照準を合わせて練習に汗を流している。

 「ナイスシュート」。9月下旬、宇都宮東高のプールに、ボールを追う女子高校生らの元気な声が響いた。6月に始動した本県初の女子チーム「栃木水球クラブ」だ。

 初代メンバーは高校生5人、中学生3人、小学生1人の9人。選手の多くが陸上や水泳など他の競技から転向してきた。藤田樹(ふじたいつき)主将(宇都宮南高2年)は「栃木のチームとして大会に出られることはうれしい」と練習にも一層熱が入る。

 昨年の茨城国体から正式種目となった水球女子。とちぎ国体などを視野に単独チームを結成しようと、ロサンゼルス五輪代表で県水泳連盟の大浦朝美(おおうらあさみ)水球委員長(宇都宮南高教)や宇都宮東高水球部の松田貴比古(まつだたかひこ)監督らが、数年前からメンバー集めに奔走してきた。

 水球はGK1人を含め最低でも7人が必要。これまでは登録選手が少なく、山形県のチームと合同で大会に出場してきた。男子に交ざってプールで練習に励む選手の表情は真剣そのもの。大浦委員長は「勝つことも大切だが、競技の普及に力を入れたい」と力を込める。